Claude Codeで1〜2時間で作った「EMLをPDFに変換するツール」が想像以上に便利だった

きっかけ:メールの領収書しか発行してくれない業者

あるサービスを購入した際のことです。インボイス番号が記載された領収書をPDFで発行してほしかったのですが、その業者はPDFでの領収書発行に対応しておらず、メール(EMLファイル)でしか領収書を送ってくれませんでした。

電子帳簿保存法に基づいて経理処理を行うにあたり、領収書の画像データを会計ソフトに取り込む必要があります。しかし、私たちが利用している会計ソフトはPDF形式にしか対応しておらず、EMLファイルをそのままアップロードすることができませんでした。

「変換ツールを作ればいいのでは?」

手作業でメールの内容をスクリーンショットに撮ってPDF化する…という方法も考えましたが、今後も同じような場面が出てくる可能性があります。それなら、EMLファイルをPDFに変換するツールを作ってしまおう、と思い立ちました。

とはいえ、一からメールのパース処理やPDF生成のロジックを書くのは面倒です。そこで活用したのがClaude Codeです。

Claude Codeで開発してみた

開発の流れ

Claude Codeに「EMLファイルを読み込んでPDFに変換するPythonスクリプトを作って」と伝えたところ、以下のような処理を含むスクリプトを短時間で生成してくれました。

  • EMLファイルの読み込みとパース(件名、送信者、受信者、日時、本文の抽出)
  • HTMLメールとテキストメールの両方に対応
  • 日本語フォントを使ったPDFの生成
  • 添付ファイルがある場合の情報表示

かかった時間

最初のプロトタイプが動くまで約30分、細かい調整(日本語の文字化け対応、レイアウト調整、エラーハンドリングの追加など)を含めても1〜2時間程度で完成しました。

従来であれば、ライブラリの調査だけで半日かかっていたかもしれません。Claude Codeがコードの雛形を素早く生成してくれたおかげで、調整作業に集中することができました。

実際に使ってみた結果

作成したツールで実際にメール領収書のEMLファイルをPDFに変換してみたところ、期待通りに動作しました。

  • メールの件名、日時、送信者情報がヘッダーとして表示される
  • 本文がきれいにレイアウトされてPDF化される
  • インボイス番号などの重要な情報もそのまま保持される
  • 生成したPDFを会計ソフトにそのままアップロードできる

これで電子帳簿保存法の要件を満たした形で、メール領収書を会計ソフトに保存できるようになりました。

Claude Codeを使った開発で感じたこと

今回の開発を通じて感じたClaude Codeの利点は以下の通りです。

  • 圧倒的なスピード:ライブラリ選定からコード生成まで、対話しながら進められる
  • 実用的なコード:生成されたコードはそのまま動くレベルで、微調整だけで済んだ
  • 知識の補完:EMLのパースやPDF生成といった普段あまり触らない領域でも、適切なライブラリと実装方法を提案してくれる

まとめ

「メールでしか領収書をくれない業者」という地味な課題でしたが、Claude Codeを使うことで1〜2時間という短時間でEML→PDF変換ツールを作ることができました。

電子帳簿保存法への対応が求められる中、こうした小さなツールがあるだけで経理業務がスムーズになります。同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひClaude Codeを活用した業務効率化を検討してみてください。

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